この日のために、校舎西側の桜が待っていてくれました。向かいの公園では、元気なシニアがグランドゴルフをスタートしました。「入学式なんですね」と、近所の奥さん。
4月10日(水)、少し花冷えの感じですが、落ち着いた日和です。神奈川県立で27番目の神奈川県立横浜ひなたやま支援学校(〒246−0034 横浜市瀬谷区南瀬谷2−20 電話045−300−5611)が開校しました。同校は知的障害がある生徒が通う、高等部のみの特別支援校。2010年に旧日向山小学校が30年の歴史を閉じて、近隣の瀬谷さくら小学校に統合、その後を改修して、今回の運びとなりました。
この地区は、環状4号線を挟んで、西側が泉区、東側が瀬谷区で、双方で6自治会が従来から協力し合ってきました。新校章は、学校周辺の豊かな自然をイメージされています。「ひなたやま・日向山」・・・、温かいいい名称ですね!
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左来賓・右教職員・中央新入生、保護者 |
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新1年生27名(男子生徒17名、女子生徒10名)を迎えての第1回入学式。保護者も来賓も多数列席し、新入生の入場です。ちよっと緊張?そうですよね、開校式ですから。全員が紹介されました。3クラス別に9人ずつ、担任の先生も男女二人。ほっとな膝詰めの授業風景が浮かびました。
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石上校長挨拶 |
石上信彦初代校長は、基本理念「自己実現する人を、学校と家庭と地域で支え育む」、2つのミッション(使命)「自己実現のため」「共生社会の実現のため」を発表し、あわせて開校までの地域の方へのお礼、保護者へのお願い、そして新入生への激励を話しました。
来賓は、県立保健福祉大学をはじめ、松陽高校、瀬谷さくら小学校、三ツ境・瀬谷の養護学校、近隣の各自治会関係者、障害者雇用を推進している企業の方等が紹介されました。代表して、ひなた山地区自治会連絡協議会会長馬場勝巳氏が挨拶。「旧日向山小学校が地域に愛され、地域の祭りや行事にはその卒業生が沢山集います」との様子を述べ、皆さんもどんどん参加してください、お待ちしています!」とエールを贈りました。
新入生を代表して男女生徒が、しっかりと目標を発表。「運動部で頑張ります、大学を目指します、友達を沢山作ります」に、大きな拍手が・・・。教職員の紹介。みなさんお若いですね、びっくりしました。つつがなく、式は終わりました。
2階の新教室。真っ白な教室が「早くきてね」と、1年A・B・C組の名前を付けています。階段の途中に「入学おめでとう、よこひな1期生」との歓迎文字が!素晴らしい言葉ですね! ひな・・は「雛」? いえいえ、もう巣立ちましたよ、未来の進路に向かって! おめでとうございます。来年は沢山の後輩を迎えましょう! (M/I)
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