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大勢が避難所となる体育館に集まりました |
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周到な準備を経て、いちょう小学校地域防災拠点防災訓練が5月27日(日)同校で行われた。快晴・夏日に近い陽気に、9:30のサイレン吹鳴でスタート。集会所ではカレーの準備が進む。宮崎実行委員長(同地区連合自治会会長)、田中いちょう小学校長、泉消防署予防課の宇野課長、泉消防団の高津班長、それに泉区役所佐藤課長が本部(体育館)に待機する中、日本語だけでなく、中国語、ベトナム語、カンボジア語での訓練開始と拠点への避難の呼びかけで、団地内各自治会ごとに誘導され、体育館(2F)に集合。 本部の一角に「多言語受付コーナー」が設けられ、多文化工房スタッフとトライエンジェルスが担当、案内している。
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多言語の受付コーナー |
今年の訓練の特色は、1)中学生による災害用地下給水タンク(100トン)からの汲み上げポンプの設置と汲み上げ訓練の実施。2)小学生による給食訓練(ご飯・カレーの盛り付け) 3)家具転倒防止等の必要性と方法を学ぶ・・・などが挙げられていた。
結果として(反省会の意見も含め)この3点は大成功であった。特に、中学生からは「もっと地域行事に参加したい」「両親にも積極的に話したい」などの意見が聞かれた。
昨年の3・11震災発生による状況は、90人近くがコミュニティーへ避難し、40人が宿泊したという。今回の参加者に聞いてみると、「外出していて帰れず、川崎の知人宅へ逃れたが、帰りは大変だった。帰宅してみたら(12F)室内はメチャクチャだった」「6Fに居たけど、ほとんど被害はなかった」など様々。
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中学生の地下タンクからの給水訓練 |
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また、消防署の「室内の安全化」映像は、全員食入るように見ていた。ほとんどの家庭は、何かしらの予防策はしているようだが、「夫婦高齢で、タンスやテレビの転倒防止作業が出来ない」という人も多かった。高齢で参加できないという意見もあり、要援護者の事前把握が、ますます大切になっていることが痛感された。
訓練では、デジタル移動無線による本部と区役所とのやりとり(横浜市アマチュア無線非常通信協力会)が緊迫感を呼び、AEDの訓練では、積極的に実践してみようとの人数が増えてきた。「我が家はこうしている」との体験では、炊飯の簡単な方法が発表され、主婦の興味を呼んでいた。
12時、予定通り終了、「400人を超す参加者で、実のある訓練が出来た」との講評があり、心地よい風の中、カレーをいただき帰路についた。 反省会では、次回への課題を確認しあい、普段の助け合いの大切さを再認識しつつ、新たな防災意識の高揚を誓い合った。
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