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いちょうコミュニティ・ハウスの防災訓練
総勢100人近くの4ヶ国の近隣の人が参加
練習・稽古・勉強中、突然の訓練 

  屋外へ避難
   屋外へ避難
 9月8日、いつもの土曜日。いちょう小学校の校庭では、西が岡少年野球チームが練習。コミュニティハウスでは、イキイキニーハオのメンバーが踊りの練習。国際交流室では、日本語教室「わをん」が勉強中。図書室では、いちょう団地の「はまっこ」クラブの子ども達が読書。残暑がいつまでも厳しい午後の風景。

 2時半、「地震です,避難して!」の声に、勉強中の外国籍の生徒は、机の下へ。慌てているので、なかなか潜れない・・。「外へ逃げて!」の連絡に、裏口から上履きのまま校庭へ。これも緊急避難訓練らしい。ニーハオのメンバーも赤い稽古着のまま外へ。野球チームはさすがに素早い。「大きな声で掛け合い、上級生が下級生をリードしている姿が素晴らしい」と泉消防署の課長が賛辞。

119番への通報訓練  
  119番への通報訓練  
 まさに、日頃の規律ある練習が生きたということだ。総勢100人近くの大人子供が、4ヶ国の近隣の人が、そして練習・稽古・勉強中に突然の訓練に参加。地震に限らず、豪雨・火事もいつ起きるかわからない。日頃の回数を重ねた訓練が、きっと良い結果をもたらせてくれるだろう。多文化まちづくり工房のメンバーや団地の各役員も応援に参加。
  万引きの勉強も
   万引きの勉強も


 この後、大人と子供に分かれて、室内で講義と勉強。
 大人は、中国・ベトナム・カンボジア、それに 日本も交えて、通訳を交えての「119番通報」の実践訓練。内容も「けが人」「近所から出火」「餅がつかえた」「ストーブから引火」など、どこにでも起こりそうな事が教材。各国交代で、わいわいがやがや・・・と積極的に参加。さすがに受話器を持ち上げると緊張。笑いと拍手と汗と・・。言葉が多少わからなくても、住所だけはしっかり言えるようにしてください・・との指導に頷く。また、「171」(災害用伝言ダイヤル)への登録の仕方も教わる。
お礼の敬礼  
お礼の敬礼  

 子供コーナーでは、泉警察による「小学生対象の非行防止教室」。婦警さんによる「万引きに関する紙芝居」で、質問に挙手。ちょっとややこしい難問も。「万引きの見張りを頼まれたら」、君はどうする? 手伝わなくても犯罪?そばにいただけなのに・・など、付き添いの大人も・・・・・?  警察署の幹部から、@悪いことをしない強い意志を持つ A善悪を判断できる力を持つ B自分の物と他人の物を区別できる力を持つ〜の三点がまとめとして強調された。その他、「いじめ」「インターネットの犯罪」「たばこ・酒」「ケータイの怖さ」などを勉強した。

 最後に、「ありがとうございました」と、敬礼の仕方を教わり、格好良く終えた。

 いちょうコミュ二ティハウス自主事業は、近隣の団地・団体の協力を得て、年数回各種の事業を行っている。スタッフのみなさん!ご苦労様でした。これからも、地域に根付いた企画をお願いしますね! (M/I)