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41年間 ありがとう! 統合校へ大きく!
いちょう小の閉校の会 ・感謝の会
「いちょう」・・優しいひらがなの響き

   
  昭和48年5月、いちょう団地建設に伴い、上飯田小学校から独立して「いちょう小学校」が開校。児童数575名。以後児童の急増により、校庭にプレハブ校舎を仮設、児童数は2037名に達する。
 

  今日平成26年3月1日(土)時点で児童数は166名。「少子化による児童数の減少により、適正規模の学校維持が困難となり、教育環境・教育効果等を考慮し、4月より『飯田北いちょう小学校』として統合することになる」(田中校長閉校の挨拶文より)。(写真スライドショーは、こちらから

  それにしてもユニークな学校であった。「この地域には外国籍につながる方が多く住み、多文化共生のモデルとして全国的にも注目され、まさにこれからのグローバル社会に生かせる先進的な取り組みを地域ぐるみで実践し、実績をあげてきた」(林横浜市長/閉校記念号冊子挨拶より)。  学校のあゆみをみると、国際理解教室の設置・いちょう日本語教室の設置・多文化共生フォーラム開催…などの言葉がある。
  連合自治会長も、お思いを一言
  連合自治会長も、お思いを一言


  午前中に「閉校の会」、午後は「感謝の会」が共に体育館で行われた。昨秋行われた「最後の運動会」でもそうであったが、閉校の会も生徒の気持ちが強く表れている手作りの会。感謝の歌・呼びかけ、ありがとうDVD上映、思い出のインタビュー・・・、すべて生徒が進行し、上級生が下級生を温かく包み込む雰囲気。想い出のスライドに歓声とため息も。

  保護者・ 卒業生・団地連合自治会・OB教職員・・・が、館内で再会を喜び合っている。廊下から体育館への通路には、「先生からのメッセージ」「各学年全生徒のひとこと」が掲示されている。外国籍名の名も多い。6年生は好きな漢字を一字。「明」「笑」「山」などが・・。「助けてくれた」「明るく笑って楽しかった」。
多文化共生の話には、取材も  
多文化共生の話には、取材も  

  「感謝の会」には、各国のお茶と軽食が用意された。丁寧に一品ずつ紹介され、10テーブルに招待された100名を超す参加者も、感嘆頻り。歓談の交流もあちこちで見られ、途中「41年間の歴史を振り返る」DVDには、懐かしさがこみ上げる。ユニークな「学校エピソード」には、大笑い。普段の授業の様子が偲ばれた。「君のお母さん、美人だね」「違うよ、ベトナム人だよ」、「絵を描こう」「ひらがなの"え"を書いた」、「小中」を「焼酎」と書いたなど・・。

  飯田北小・いちょう小とも、ほぼ160名位の児童で、合計320名程度。クラスも各学年2クラスが予定されている由。統合校の元気なスタートをぜひ訪ねてみたい!      (M/I)

 *  取材も多く、NHKでは金曜日PM7:30の「首都圏番組」(月日未定)で放映予定とのこと。