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様々な国籍の児童の学習サポート
いちょう小学校の夏休み学習教室


 
学年別自由研究の部屋で
学年別自由研究の部屋で
夏休みが明日で終了という 8月28日(火)、いちょう小学校内のコミュニティ・ハウスでは、いちょう小学校の夏休み学習教室が開かれていた。同校の1年生から 6年生までの生徒の学年別の部屋、日本語教室、特別教室に分れ、同校の先生だけでなく、多文化まちづくり工房のボランティアの人たち、個人ボランティア、またフェリス女学院大学の先生と学生たちがそれぞれの部屋に入り、学習サポートをしていた。

 同校は、中国、ヴェトナム、カンボジア、ラオス、フィリピン、ペルーなど様々な国につながる生徒が全体の57%を占めている。日本に来て間がないため日本語能力が不十分な子はもちろん、日本生まれで日本語での会話に問題のない子でも、学校での学習についていくことが難しい子も多くいる。

 
日本語教室では、個別指導
日本語教室では個別指導
そこで同校では毎年、夏休みの最初と最後に 『夏休み学習教室』 を開いているが、今年は、7月下旬の4日間と夏休み明け直前の4日間に開いた。日本語能力が不十分な子は、そのレベルもまちまちなため、どうしても個人指導にならざるを得なく、今年はフェリス女学院大学からの応援で「日本語教室」が設けられていた。また学年別の部屋では、読書感想文を書いたり、絵日記を書いたりする子もいた。夏休みの宿題に取組む子が多かったが、それぞれ進捗状況が違い、あちこちの席から手が挙がり、その対応にボランティアの先生役も飛び回っていた。

 当教室の終了で、夏休みの宿題を済ませた子はニコニコ顔で、まだ大分残している子は先生に明日中に全部済ませるようにと言われながら、皆元気に下校して行った。
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