トップ |ボランティア関係 |イベント・講座 |高齢者支援 |障がい者支援子育て仲間 |地域の活動 |災ボラ連絡会 ボラネット |

久しぶりに晴れた
御霊神社の秋祭り
御神輿は西回り

 最近毎年のように雨にたたられた中田・御霊神社(ごりょうじんじゃ・中田北3−42−3)の秋の例大祭が、久しぶりに晴天に恵まれて、平成25年9月22日(日)に執行された。本年は2年ごとに設定された御輿渡御(みこしとぎょ)の年に当たり、地域の西側を回るコースとなる。

稚児たちの浦安の舞
稚児たちの浦安の舞
 例大祭式は10時から御霊神社の社殿に中田・しらゆり両連合会長を初めとして、地域の主立った団体の代表者多数が参内して執り行われた。この式典の最後を締めるのは例年の習わしとなっている御霊神社幼児園の可愛いお子さんたちの「浦安の舞」。その後、神主さんの手によって社殿から神様の御霊(みたま)が神輿の中に移された。

神楽殿の背景画
神楽殿の背景画
 神社境内の本殿前広場には御神輿と、その横に小さな子供神輿、ちょっと離れて数年前新調された立派な山車が並んでいた。広場に面した神楽殿には、最近中田中学校書描部の生徒たちが作製した背景画が飾られている。神社の正面、鳥居前の通りは約100mの間歩行者天国となって車両の通行が止められ、道路の両側にぎっしりと露店が並び、沢山の人で賑わう。

 12時前に、いよいよ神輿の宮出し式が始まった。神輿を担ぐのは御霊神社の神輿保存会の皆さんが主体だが、お手伝いに近隣各所から御輿担ぎのグループが参加している。

 途中の休憩所となる「御旅所(おたびしょ)」は、中田中学校、和泉第二公園、中下青少年広場、中田小学校、中田寺駐車場の5カ所で、それぞれ近隣の自治会・町内会が担当して御神輿を担ぐ人達を接待する。山車を引っ張るのはそれぞれの区間の近隣子供会の子たちが主体で、引っ張る綱も随分長い。今年は、行列の中で歩きながら雅楽を演奏する若い人たちのグループ(※)が参加して、生の雅楽の演奏を聴くことができた。日頃の練習のたまものと思われる、とてもいい音色が、周りの人達を楽しませていた。

 御輿渡御のコースは、どうしても交通量の多い長後街道を横切らなくてはならないので、交通への影響をできるだけ少なくするよう、何度も事前の打ち合わせが行われ、当日も泉警察署の全面的な協力が得られた。その結果全体として非常にスムーズに行程が進行して、予定どおり18時過ぎには宮入を果たすことができた。          (K)

※ 雅楽を演奏する若い人たちのグループ 
 中田囃子保存会の小嶋榮男 (こじま はるお)氏が指導者となって、望月榮氏のお孫さんたちを中心に中学生〜大人を含む若い人たちに雅楽を教えている。会の名称を「御霊神社雅楽会」とし、一昨年発足した。中田の地に古くから連綿として受け継がれてきたすばらしい郷土芸能を愛する若い人たちが育って行くことは非常に喜ばしく、将来が期待される。

(写真をクリックすると大きくなります)
御霊入れ
御霊入れ
神輿の宮出し
神輿の宮出し
道路を行く神輿道路を行く神輿
山車
山車
綱を引く長蛇の列
綱を引く長蛇の列
雅楽隊
雅楽隊
御旅所へ神輿到着<
御旅所へ神輿到着
歩行者天国
歩行者天国
ずらりと並んだ露店
ずらりと並んだ露店