昨年まで「新春のつどい」と呼ばれていた催しが、今年から昔どおりの「消防出初式」と名前を変えて登場。1月5日午前10時、泉公会堂で第一部の式典が始まった。
泉火災予防協会長の大貫芳夫氏による開式のことばに引き続いて、参加者全員による横浜市歌斉唱が行われ、各種表彰に移った。被表彰者は消防団永年勤続20年の神奈川県知事表彰に始まり、横浜市長表彰、その他で、その詳細は下の表(クリックすると拡大)に示すとおりである。表彰状と賞品はそれぞれ代表者に手渡された。
消防局長(「安全管理局長」の呼称変更)の式辞に引き続いて藤田・泉区長、西ヶ谷・泉区連合自治会町内会長会会長、松本さとし・議員団代表による祝辞が述べられ、30分ほどで式典は終了し、第二部の演技に移った。
最初は泉ヶ丘幼稚園すぎ組の園児たちによる演技で、あどけない園児たちの真剣な踊りが、観客たちの目を和ませた。次は泉区の郷土芸能を得意とする岡津太鼓の面々による和太鼓。幅広い年齢層の男性も女性も参加した、元気な和太鼓の曲を披露した。
第三部の演技は総合庁舎脇を流れる和泉川の側道と総合庁舎の前庭で行われた。救助隊と消防隊による救助演技では、庁舎の屋上から真下に垂らしたロープと、前庭に止められた消防車まで斜めに張られたロープが用意され、救助隊員が地上からロープを伝って猿のように駆け上り、屋上から一気にロープを伝って下に降りるという、サーカスのような見事な演技を披露して、観衆からやんやの喝采を浴びていた。
次いで、和泉川の護岸に準備された消防ポンプによる一斉放水が行われた。このとき、見る場所によっては飛び散る水滴によってできる、見事な虹を見ることができ、これが「泉区消防出初式」の最後を飾った。
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