トップ |ボランティア関係 |イベント・講座 |高齢者支援 |障がい者支援子育て仲間 |地域の活動 |災ボラ連絡会 ボラネット |

横浜災害ボランティアネットワーク会議 主催 
3・11後の取り組みと課題
横浜市各区合同の「区災害ボランティアネットワーク連絡会

吉村代表の挨拶
吉村代表の挨拶
 横浜市内18区に区災害ボランティアネットワーク/連絡会が設置され活躍しており、中にはまだ経験の浅い区もある。それらの相互の「顔の見える関係作り」と「情報交換」を目的に、2月28日18時から横浜市健康福祉総合センターで横浜災害ボランティアネットワーク会議(以下YSVN)主催の横浜市「区災害ボランティアネットワーク連絡会」が開催された。
 
 冒頭YSVN代表の吉村恭二氏から、阪神淡路大震災時の被災は圧倒的に圧死であったが、3・11では水死で状況は全く異なった。各被災地におけるボランティアセンターの状況から、ボランティアセンターとして被災地の状況判断、ボランティアに対する情報提供が、いかに重要か、また自分の地域の地理に詳しいことや中高年齢者の誘導の大切さを感じている、と語った。

 参加した各区からのメンバーを8ブロックに分けられたグループごとに、@3・11を受けて、どのような支援活動を行ったか A3・11を受けて、取組みを変更したり、新たに始めたことは B他区に聞きたいことや課題について、について情報交換が行われ、グループごとの発表となった。
グループで情報交換  
グループで情報交換  

 @については、横浜ボランティアバスによる支援活動を始め、独自の現地での活動、毛布等の救援物資、義援金募集などが挙げられた。Aとしては、津波対策、シミュレーション訓練(特にセンター立上げ)、被災者による講演実施、被災地産品の販売、マニュアル見直しなど。Bについては、行政・社協・ボラネットで各役割やセンター設置場所、駐車スペース、運転資金等で意識に差がある。発災時の通信設備。ネットワーク/連絡会メンバーは高齢化が進み、新規メンバーが少ない。サポーター確保、メンバーへの情報連絡が不足。地域防災拠点との連携不足、ボラ・ニーズ吸い上げに不安。区単位の訓練だけでなく、市域での訓練を。各施設、団体向けに出前講座を、などが出されていた。

 纏めとして、YSVNの河西運営委員長は、地域防災拠点訓練時に災ボラのPRタイムを5〜10分設定を。また、センター立上げ時、他の地域から来た人で運営しても、地元の人が一人でもいれば、拠点サイドも安心してニーズを挙げてくることになる、と語った。