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神奈川災害ボランティア・ネットワーク 主催
災害救援ボランティア・コーディネーター養成講座 (ステップアップ編)
11月15日(土)、16日(日)、22日(土) 於:かながわ県民センター
 
 災害救援ボランティア・コーディネーター養成講座(ステップアップ編)が、神奈川災害ボランティア・ネットワーク(VN)の主催で、11月15日(土)、16日(日)、22日(土)の3日間に亘って開催され、横浜会場には泉区災害ボランティア連絡会から、山片悟氏(当連絡会運営委員長)、金子和夫氏、江尻哲二氏の3名が参加した。また11月29日(土)、12月6日(土)、7日(日)に行われた座間会場には桂正洋氏が参加することになっている。
【カリキュラム】
テーマ 講 師 要 点
 災害VL・コーディネーターの   心構え  神奈川災害VN
  代表 吉村恭二 同上
基本的な心構えを学ぶ
 要援護者への対応 子ども・高齢者等の要援護者に対する対応がなぜ必要か
 災害時における
  専門VLとの連携
 海老名災害VN 専門VLの日常活動、災害時の対応についての考え
 地域における顔の見える
  防災への取組み事例
 あやせ災害VL・ネットワーク   副代表 佐竹和平
  事務局次長 脇眞澄
日常から地域における顔と顔の見える関係作りの取組み事例
 地域の災害VL活用実践
  シミュレーション
 横浜災害VLバスの会 秦好子
 神奈川災害VLネットワーク
視覚をもった災害VLや専門VLを効率的に活用するためのシミュレーション
 災害VLの現状と運営  災害VLコーディネーター・
  ハンドブック改定委員会
VLコーディネーターとして危険予測や安全の配慮なのの理解
 災害VLセンターの運営 VLニーズやVL希望者に対応する模擬体験
 災害VLセンター運営の
  振り返り
地域で活動を実践するため、受講者同士での情報交換、グループディスカッション


概 要
VLコーディネーターの心構え
 Vl活動の内容は、時間、能力・技能、見識・経験、財力の提供。Vlをしたい人は20〜60歳で60%、60歳以上で70%。コーディネーションは、Vlと支援を求めている人をつなぐ機能。両者の思いを受容し、つなげる。信頼関係の構築だ大切。ニーズの調査・把握、自立に向けた支援を。個別対応が基本。相互理解のための支援が必要。フォローアップが必要。災
要援護者への対応
 要援護者には、行動弱者、情報徐区社、重複弱者、内部疾患者。それぞれに対するコーディネート注意点。情報不足による混乱として、要支援者の所在、日常的情報ネットワーク不足、常時接している人たちとのネットワーク不足、心理パニック(虚偽情報、狭いところを多くの人が通過、限られた資源に多くの人が殺到)。問われる日常の「信頼情報」
災害時における専門VLとの連携
 障害おある人への支援 @身体に A聴覚に B知的に C精神に。大きな不安で一時的に、高次脳機能障害。メンタルケア @平常時の身の安全のための工夫、 A発災直後の身の回りのことなど B避難生活時、情報提供など C復興期
 終りに手話コーラスでコミュニケーション
地域における顔の見える防災への取組み事例
 あやせ災害VL・ネットワークの活動紹介。地域内(行政、社協、自治会、避難所、赤十字、ボラ連、消防、福祉施設、学校、商工会、青年会議所、マスコミ)・地域外(近隣の防災ネット、被災地の経験者、専門家など)のネットワーク作り。顔の見える関係・ネットの作り方(脇氏の行動力、良いと思ったことに対する行動・組織力)
地域の災害VL活用実践シミュレーション
 神奈川県民の25%は災害弱者→それぞれ、どんなボランティアが必要?
乳幼児:静かな環境、温度管理、授乳できる環境
高齢者:水分補給と排泄、休められる寝具、着替え可能な環境
外国人:言葉の支援、情報翻訳、生活習慣の支援
障がい児者:肢体・聴覚・視覚・内部障がい(人工心臓、投石、呼吸器…)
 横浜での被災確率32.5%、癌で死亡するより数倍。昭和56年以前の建物の倒壊率5割。避難所生活h満員電車の中と似ている。昭和56年以降の建物は耐震性はあるが、被害は出る。家具転倒、自助対策。
 災ボラは、必ず助かる努力を。助ける人になること。近隣の防災の輪を広げる。今日からできる自助努力。
大規模地震発生→災ぼたとしての「あなたの活動」タイム・スケジュール
避難所開設企画シミュレーション:避難所の割り振り。被害情報に対するボランティア派遣のコーディネイト・シミュレーション
災害VLの現状と運営災害VLセンターの運営
 神奈川県災害ボランティア・ネットワーク作成の「災害救援ボランティア・コーディネーターハンドブック」作成経緯、使い方の説明に続き、センター開設・運営・撤収の流れ。コーディネーター活動に至る流れ、時系列的変化、ボラ受入れ、コーディネーターに求められること・注意事項、センターの組織、被災者対応の仕組み等説明に続き、コーデネーター役の班、ボランティアの班の分かれ、相互に交代しながら実習に。 
災害VLセンター運営の振り返り
 4グループに分れ、実習での感想意見交換。事前の準備が大切、マッチング・送出し担当が流れの中で一番難しいのでは、ニーズの内容理解が効率的ボラ派遣に繋がる、専門ボラは別ルート設定の方が、など意見が出ていた。