泉区災害ボランティア連絡会 |
外国籍等住民支援研修 |
情報交換、支援体制などネットワークづくりを |
YOKEの講演は『災害時の多言語対応により、外国人に「安心」を届ける』をテーマに説明していた。 @ 震災時に外国人支援を円滑に行うため横浜市との協定を締結した。そして多言語翻訳、HP等での情報提供、通訳ボランティアの派遣、多言語による相談・問合せ対応など実施・支援する。 A 「災害時多言語表示シート」を作成し、各地域防災拠点に配布している。新潟中越地震時にも活用された。 B 多言語防災リーフレット作成配布とともに、PDFでダウンロード出来る。 また、最近の八都県市合同訓練などでの経験から課題として考えている点について、@防災無線の使い方・慣れ、A災害時のスタッフ・ローテーション、BYOKEとしての必要な備蓄、スタッフ用寝袋、C表示シート・ダウンロードが災害時にできる環境、D市内450余の防災拠点への巡回の可能性、E情報交換、支援体制などネットワーク、顔の見える関係づくり、F災害時における特殊な相談内容に対する通訳、G適時情報をHPやブログにアップするには(出来る人?)など、詳しく話していた。 さらに外国人対策で取り組んでいる機関として(財)自治体国際化協会を、他地区については相模原市、横須賀市、船橋市、名古屋市、京都市などについて紹介がされていた。 泉区は中国残留邦人帰国者とその家族、ベトナム、カンボジアなどのインドシナ難民とその家族を中心に外国につながる住民が多く居住してる 『いちょう団地』を抱えており、当該小学校には半分以上が、保育園には80%にも達する外国につながる子どもたちが通っている。 当団地地区以外の地域にも外国につながる住民がいることから、地震等による災害時に、そういった人たちをいかに支援出来るかが、当団地地区だけでなく、泉区全体での対応が課題となっている。「泉区災害ボランティアセンター」立ち上げ時には、その中のコーディネート・グループに「外国籍等住民支援班」が設けられる予定となている。 上記講演後、災害ボランティアセンター立ち上げに当ってのシミュレーションに移った。ボランティア受付、送り出し、フォローと言った一連の流れに加え、今年1月30日に初めて行った「ニーズ聞き取り、記録について」も実施された。残念ながら、前半の外国籍等に関連したものがなかったことから、参加者の中には残念といった声も聞かれた。
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