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三ツ境小防災拠点・災ボラセンター合同訓練
防災拠点、ケアプラザ、災ボラなどの連携で
iksvn かながわ災害情報ボランティア も参画

合同訓練の開始式で  
合同訓練の開始式で  
 10月20日(土)、国府津一松田断層帯を震源とする震度フの地震が発生、瀬谷区各所で被災し、ライフラインも停止という想定のもと、同区三ツ境小学校地域防災拠点・秋季防災訓練と災害ボランティアセンター開設訓練が合同で、同小学校で行われた。

 瀬谷区災害ボランティアネットワーク代表の辻川氏は、「災害時にボランティア派遣依頼(ニーズ)が集まるのは、各地域とも拠点となると考えられる。そのため、センターとしては、かねてから拠点との連携が欠かせないと考えてきたが、今回それが初めて実現できた。」と語っていた。
  災ボラセンター開設に当って
   災ボラセンター開設に当っ

 また、iksvn(かながわ災害情報ボランティア)のメンバーも参画。災害ボランティアセンターの訓練だけでなく、地域防災拠点としての訓練も合わせ、逐次状況を情報発信していた。被災地における情報伝達の良否、多寡により、支援に大きな格差ができてしまうことが、東日本大震災で実証されたことから、今回の試みが、情報の重要さの認識が広く、かつ高まることが期待される。

 センター開設訓練では、@区役所からの開設要請による開設と宣言、Aボランティア登録、B同時並行してニーズ受付、Bボランティア募集の作成、C応募したボランティアに対するオリエンテーション・送り出し、D帰着・報告のといったセンター運営の流れを実施。
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 今回のボランティア活動は、避難所における区画割の手伝いといった拠点での訓練を活かしたものや地域ケアプラザからの要請による要援護者の移送(リヤカー、車いすの)といった特別避難所との連携も含まれていた。

 訓練後の「振り返り」では、ニーズの重複がありうること、受理した活動内容と実際の現場での依頼内容の差、依頼者に損害を与えた時の責任の所在などについて、どう対処すべきか、といった意見が出され、議論された。
  iksvn、メンバーからの情報を逐次、壇上スクリーンに
iksvn、メンバーからの情報を逐次、
壇上スクリーンに

 拠点としての訓練は、各自治会主導の訓練で、「いっとき避難所」経由拠点へ。今回は非常時ということで、各自、重要品の持ち出し、何日分かの食料、緊急用トイレ用品などの所持が事前に通達されており、「避難袋」、「リュック」携行の人が多かった。避難所としての安全確認、避難者カード受付、避難所区割りといった開設訓練に加え、医療拠点への搬送、トイレ、三角巾取り扱い、飲料水確保、炊飯など、さらに、起振車による振動体験、給水車からの配水や消化のための放水デモも行われていた。