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Ferris Summer Concert
東日本大震災の被災者に「祈りのハーモニー」
フェリス女学院大学と緑園地区のコラボレートで
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会場の皆も一緒に合唱「見上げてごらん夜の星を」  
会場の皆も一緒に合唱「見上げてごらん夜の星を」  
 フェリス・サマー・コンサートが7月22日(金)夜、フェリス女学院大学緑園キャンパスのチャペルで開催された。
 同大学キリスト教音楽研究室が東日本大震災の被災者支援チャリティーとして主催、同大学音楽学部学生のほか、緑園地区の女性コーラスグループ「緑園コーラス」、同じく緑園地区を中心とした主婦仲間で活動する「緑園マザーズゴスペル」が出演した。

 同大学生の合唱では、音楽学部長蔵田雅之氏、同学部教授土屋広次郎氏などが直接指揮を執り、合唱曲として広く歌われている「地平線のかなたへ」の「春に」、安息の祈りの「レクイエム」、「主よほめたたえよ」などを、さすがに専門の学生らしく素晴らしい声で、華やかに、また厳かに演奏していた。
  フェリスの音楽学部学生による合唱
  「緑園コーラス」による合唱


 「緑園コーラス」は、しゃぼんだま、赤い靴など、懐かしい童謡曲と「昴」を日ごろの練習成果を存分に発揮、「緑園マザーズゴスペル」は「Heal the World」(この世界をいやそう)を時には腕を振りかざしながら、元気いっぱい発声していた。
 最後は、今回登場した合唱団全員と聴衆も一緒になって、それほど広くないチャペルは満杯の状態のなか、蔵田学部長の指揮で、『見上げてごらん夜の星を』を、被災者への祈りを込め全員で合唱した。

 「このコンサートでの皆さんからの義援金は、福島県からの避難者に向け届けます」と主催者は紹介していた。また、蔵田学部長は「これからも、ぜひ大学と地域とのコラボレーションの機会を持ちたい」と語っていた。