泉区ボランティアセンター(泉区社会福祉協議会内)では、秋口からボランティア募集案内に重点企画を打ち出している。9月から10月にかけて、「体験編」講座を用意。「障がいのある方とのかかわり方・車椅子体験・高齢者施設での体験」と続き、今日は「障がい者施設」2ヶ所を訪問。
朝方の強い雨も上がった12月4日(火)、3名の希望者(女性)に社協の谷本・佐藤両スタッフが同行。室内で説明を受けるだけのボランティア理解より、このように体験出来ることが何よりの勉強。
Aさん「まったく初めての体験です。主人もやってみたら・・・というので」「でも、なにも資格も特技の無い私には・・・・不安です」
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「つぼみの家」で飯田さんの説明を聴く |
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Bさん「フラダンスのサークルに入っています。まったく違う経験なので・・」、Cさん「介護士の資格があり、その方面の仕事に就いていますが、空いている時間にもっと幅を拡げたくて」・・・など、今回も応募動機は様々。特に「障がい者施設」ということで、みなさん大分緊張の様子。センターから数分の「地域作業所つぼみの家」(和泉町)。飯田さん(社会福祉法人・いずみ苗場の会・事務局長)が、丁寧に概要を説明してくれる。「障がいのある方の社会参加を支援」として、「地域活動支援センター作業所型」として活動している。「近所の方の理解と直接・間接の支援がどれほど大きな力になっていることか」を力説される。ちょうど、利用者の皆さんが入所されて、「おはようございます」の元気な声に、体験者も和らぐ。「刺し子」「エコキャップ回収」の作業を見学。細かい作業と出来栄えに感嘆。「ケーキ・お茶」も近隣の利用があり、子どもたちとの交流に発展している。
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「つぼみの家」でアンケート |
バスで移動。待ち時間を利用して、スタッフがボランティア保険や登録方法の説明。その熱意に頭が下がる。中田北の「泉地域活動ホーム・かがやき」を訪問。広々とした玄関。ここでも川喜多さん(いずみ苗場の会・相談支援職員)から詳細に説明を受ける。特に「ボランティアさん募集のお知らせ」というプリントを用意いただき、より分かり易くなる。川喜多さん曰く。「普通で!先ずお試しで!できそうかな?となってからでいいんです」と、助け舟。「ほっとする存在・一緒に居るという雰囲気を、利用者は望んでいるのです」、「1ヶ月に1回、2時間程度の方もいます」。施設内も見学。ディルーム・交流室・ショートスティホーム。工夫が凝らされた浴室・トイレ・エレベーターなど、その行き届いた設備に安心感が・・。車椅子の中に、金城選手(べイスターズ)サイン入りのものが置かれている。
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「かがやき」で川喜多さんの説明を聴く |
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最後に喫茶「ひだまり」で質問会。ちょうど居合わせた木村さん(喫茶部門担当)に、「長いボランティアの経験からの体験談等」をお聞きする。「楽しくやること」、「何回かやってみること」、「責任感は持つこと」、「無理せず断る勇気も必要」など、今日の講座にピタリの指南。 訪問先の皆さんも、木村さんの体験も、みんな同じ意見だった。Aさん{質問等にも詳しく対応していただき、いろいろ迷っていたが、少し一歩を踏み出せそうだ」、Bさん「どう接してよいか、まだ不安があるが・・・」、Cさん「興味だけから、月数回でもやってみたい気持ちになった」
早速登録された方もいて、スタッフの地道な努力が少しずつ実っていくような気がする。「なにかしたい」〜「あなたを待っている人がいる」〜そんな方が沢山いますね、きっと! (M/I)
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