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ボランティア はじめの一歩講座
みんな違って当たり前 知的・発達障がいの理解
皆、この社会に生きる一員

ant mamのメンバー  
 ant mamのメンバー  
 知的障がい者本人に対するものだけでなく、親、兄弟、親せきなどを取り巻く偏見や差別をいろいろと実例を紹介しそういったものはあまり変わっていないと思う。しかし障がい者が、安心して楽しく暮らしていけるようにするためには、そういった障がいについて理解をしてもらい「障害とは個性の一つ」と捉えてもらうことだ、と語るのは瀬谷区知的障害者啓発活動グループ「ant mama」のメンバー。

 「みんな違って当たり前 “「知的障がい・発達障がいの理解”」講座が、泉区ボランティアセンターが行っている「ボランティア初めの一歩講座」の一環として10月5日(金)、泉ふれあいホームで開かれた。
 
 絵から、言いたい言葉が分かってもらえるか

 ant mama代表の八木澤恵奈さんは、知的障がい者といっても一人一人違うが、コミュニケーションの難しさの例として「伝える」を、聴講者にある言葉を絵に描いてもらうことで示した。リンゴなど名詞の場合は容易だが、形容詞、形容動詞などの場合になると難しい。障がい者にとっても同じで、より具体的に簡単に、はっきりと静かに表現してほしい。また絵、写真、文字があると伝えやすい。また接し方のポイントおとして、@一人の人として尊重してほし、A「かわいそう」という思いはなしに、B本人は、解ってもらうと安心するとともに、嬉しい。否定言葉ではなく肯定言葉を使ってほしい、などと語った。
いずみ苗場の会の飯田さん  
いずみ苗場の会の飯田さん  

 第2部は、社会福祉法人いずみ苗場の会事務局長の飯田宏二さん。@一言で障害と言っても多種多様、A障害は人の「優劣」を示すものではない、B皆、この社会に生きる一員だ、ということが障害者を理解するうえで大切だ、としていた。
 泉区には、障害者の施設や生活の場が多いとして、訓練会や放課後など療育・教育の場、施設・作業所などの日中活動の場、グループホームなど生活の場、外出・余暇支援などの場があり、それぞれの場でのボランティアの活動内容と、どこでもボランティアの活躍の場・ニーズがあり、ボランティアを歓迎していることを紹介していた。

 この講座では、当ホームの多目的研修室の席がほぼ満席となり、主催者側も、一連の講座の中で一番の参加者数の多さに、障がい者に対する関心の高さを再認識していた。