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自作の段ボール製テーブルとイスで
青竹ご飯の昼食 |
自分たちで作った段ボール製のテーブルとイスに座り、こちらも自分たちが作るのに汗を流した「青竹で炊いたご飯」と、「けんちん汁」をおいしい、おいしいと言いながら昼食を取っていた。お代りをする子どもたちもいた。
(社)神奈川県青少年協会は、神奈川災害ボランティア・ネットワークの協力のもと、子ども自身が環境への関心を深めるとともに、さまざまな生活体験をツールとして防災技術を体得し、自主性や社会性を育みながら、社会の一員としての誇りを身につけてもらおうと、“夏休み「こどもエコ・防災・生活体験塾」”を8月28,29日の2日に亘って開催。
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鋸を使うのも初体験です! |
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第1日目は、横浜駅に集合し、清掃活動をしながら沢渡中央公園へ。到着後、塾長の秦好子氏から地震とそれに対する心構えなどの講義。その後鋸を使って竹に穴を開けたり、かまどの準備などを体験しながら「青竹ご飯づくり」、ダンボール紙や箱を使ってのテーブルと椅子の製作体験。ポリ袋を使っての水消火器作り、ガラス破片に見立てた卵の殻踏み、食用油の廃油を使ってのエコキャンドル作り、夕飯のための焼きそば作りなど一日中、エコと災害避難時の生活体験を行っていた。
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廃油利用のキャンドル作り |
29日の二日目は駅から公園までの清掃活動に続き、レインジャー隊員から地震や火事の話に続き模擬体験、火を使わな食事の準備などが予定されている。
過去の大規模地震を体験した子どもたちの中で、自然の中での共同生活体験のある子どもは、精神的打撃からの立ち直りが早く、地域の復興活動を支える大きな柱になった。「エコ・防災・生活体験塾」は、自立心と自立の技を高めるとともに、エコをツールとして日常をたくましく生きる、災害に強い子どもを養成しようと設立された。 |