トップ |イベント・講座 |高齢者支援 |障がい者支援子育て仲間 |地域の活動 |災ボラ連絡会 ボラネット |顕彰者名簿 

第27回 「泉区社会福祉大会」開催
社会福祉功労者表彰で感謝と更なる協力を
第2部は、障害のある人が生き生きと暮らす街づくり

第27回 泉区社会福祉大会  
 第27回 「泉区社会福祉大会」 が2月28日(金)、泉公会堂で盛大に催された。 
 第1部では、①主催者挨拶として、泉区社会福祉協議会会長西ヶ谷保秀氏、共同募金会泉区支会支会長望月榮氏、泉区長下村直氏が現状報告、日頃の福祉活動や善意銀行・賛助会費等への協力に対する感謝の挨拶があった。
 
  区長から受章

 ②表彰式典では、永年にわたり地域で福祉活動に尽力、貢献された方々への表彰式が行われた。ボランティア活動功労者として個人11名と6団体、福祉団体自主活動功労者として個人21名、金品寄贈功労者として個人3名と8団体、賛助会費協力自治会町内会として65団体、共同募金協力者表彰として個人2名と6団体が表彰された。それぞれの表彰内容ごとに代表者が壇上で、泉区長、泉区社会福祉協議会長、共同募金会泉区支会長から表彰状が授与された。(顕彰者名簿はこちら

 
③来賓挨拶として、泉区連合自治会町内会会長榎下貫治氏、泉区選出議員団代表の麓理恵氏、横浜市社会福祉協議会常務理事芳賀宏江氏がそれぞれお祝いと激励の挨拶があった。
  日浦さんの講演
   日浦さんの講演

 第2部は、第2期(平成22年度から6年間)泉区地域福祉保健計画の推進イベント「元気の出るまち泉」“みんな集まれ 地域のつながり再発見!”として、まず日浦美智江さんによる基調講演「みんな一緒に」。日浦さんは、日本で初めて昭和61年に重症心身障害児者施設設立に携わり、現在に至るまで活動を続けている。障がいによる生活のしづらさは様々。地域でどのように暮らしていきたいのか、周りの人ができることなどを長い経験をもと、障害のある人が生き生きと暮らす街づくりについて熱くかったった。
シンポジウムで  
シンポジウムで  

 続いて障がい者本人と家族として、阿部聡さん、阿部善一郎さん、田中美果子さんの話をベースに「私の暮らし。こんな風に地域で暮らしたい」シンポジウムが日浦さんの司会で行われた。若い年代に統合失調症となり、人前では緊張で固まってしまう状態であったが、障がいの有無に関係なく、どこかで、誰かとつながっていることが大切だ。脳障害を患い、現在《元気かい泉》に通っており、そこを通じ地域の輪が広がってきた。日頃からのつながりがあれば、何かあった時に助け合える。障がいの子を持ち、その成長に合わせ、いろいろ体験をさせたい。障がいに対する理解や支援が多くの人に広がって、地域の中で寄り添ってくれる人が増えることが親として一番の願いだ、などが語られた。

 日浦さんは、感想として「じっとしていたらだめで、意思を持って攻めていくことが大事。生きる力を皆さんからもらいました。人間の可能性はすごい。悲しい、つらいことがずっとある中で「幸せ」を感じる瞬間がある。誰かの一言が「生きていてよかった」という瞬間の「幸せ」を、みんなで作り合えたらと思いました。」と語った。
 
 また、公会堂入り口の右側では、泉区12の地区社協の行動目標や活動紹介のパネル展示が催されていた。

 この大会は、泉区社会福祉協議会、共同募金会泉区支会、泉区地域福祉保健計画推進協議会、泉区役所の共催、日本赤十字社泉区地区委員会の後援、泉区ボランティアネットワークの協力で行われた。
各地区社協の地福計画と活動展示   式典会場
各地区社協の地福計画と活動展示   式典会場