トップ |ボランティア関係 |イベント・講座 |高齢者支援 |障がい者支援子育て仲間 |地域の活動 |災ボラ連絡会 ボラネット |

国際親善総合病院 健康懇話会
カビが発生しないように、良く換気を!
内科 杼窪豊医長による「夏の肺炎」

杼窪医長の『夏の肺炎』について講演  
 杼窪医長の『夏の肺炎』について講演  
 夏風邪でないのに、空咳が出る、息切れがする、といった症状の場合、夏型の肺炎、詳しくは夏型過敏性肺臓炎の可能性。その原因は、高温多湿な日本の気候につきもののカビ。木造家屋であることから色々と隠れたところに、エアコン(車のものも)、畳・カーペットなどにも。したがって、よく換気をすることが大事だ。

 国際親善総合病院の健康懇話会が7月13日(金)午後、同院会議室で開かれた。今日のテーマは季節がら「夏の肺炎」で、杼窪内科医長による講演。

 まず一般的肺炎の抗原として、病原体からの感染症、粉じんからのじん肺、自己の蛋白細胞による自己免疫病などを挙げた。発症場所として、呼吸器、としての気道、ガス交換(肺胞)、血液循環などを挙げた。肺炎、肺膿傷、肺がん、間質性・過敏性(アレルギー性)肺炎などを挙げていた。そして、それぞれのレントゲン写真の画像をスライドに映し出し、その状況を説明していた。

 夏型過敏性肺炎は、夏の時期に入り、風邪の症状なのに、あまり発熱せず、咳、淡が止まらない、といった症状が出る。長い間使わなかったエアコンなどは、使用前によくクリーニングする必要がある。また、室内の換気をよくすること。台所や浴室にも多くカビが繁殖している身近なカビです。風邪だと思い放っておくと次第に息切れなどの呼吸困難を伴うように症状が重くなるので、受診を。 痰が続くような場合は、といった質問に、2週間も続くようであれば、ぜひレントゲン撮影をしてもらうべきだと答えていた。 

 当懇話会は、原則的に(8月はなし)毎月開かれるが、例えば11月には近くの中川地区センターで「しんぜん院外健康教室」として開催される。当院では地域住民の健康増進、疾患予防のため、いずれも無料で開催している。