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防災資機材取扱リーダー講習会
地域で積極的な指導を


移動式炊飯器の取り扱い
発電機の始動を
 横浜市安全管理局主催の平成19年度第8回防災資機材取扱リーダー講習会が、消防署、水道局の協力、防災資機材取扱指導員の指導のもと、8月5日(日)横浜市(泉区)中和田小学校で猛暑・炎天下の中、行われた。

 午前中は、生活資機材取扱リーダー講習会で、災害時に避難場所での和式、様式の仮設トイレ設営、炊飯100名分(12kg)までを約20分で炊き上げることができるほか、汁もの、煮物、炒め物、蒸し物などの調理もできる移動式炊飯器、プールなどの水の浄化装置(濾水器)、震災時に断水したとき、災害用地下給水タンクから行う応急給水するための機器取扱いなどについて、30名強の受講者を3グループに分け行われた。
エンジンカッターでパイプ切断

 午後は、救助資機材取扱リーダー講習会で、災害時における救助・救護に必要な資機材の取扱いについて行われた。高速回転する刃物でコンクリート、鋼材などを切断する「エンジンカッター」、様々な工具の組み合わせで、油圧を利用し重量物を持ち上げたり、動かしたり、拡げたりし、被災者の救出などに使用する「レスキュー・ジャッキ」、停電時に使用する「発電機」とそれを使っての「投光機」、災害発生時における負傷者を安全な場所に避難させる「簡易担架」について、それぞれ実地に体験し、訓練していた。これら機材は取扱い上危険が伴うため、指導員は一人ひとり、きめ細かく注意を与えていた。

 今回取扱った資機材は、すべて各地域防災拠点に備えられているため、「各拠点での防災訓練時には、積極的に参加するだけでなく、地域の人に対し取扱いの指導に当ってもらいたい。」と横浜市安全管理局の佐藤さんは講習会終了時に語っていた。
 なお、YCV(横浜ケーブルビジョン)は、この受講状況を取材し、8月6日(月)からの1週間、放映する予定となっている。