緑園西小3年生の福祉教育 |
聴覚障がいを理解し、みんなに優しくなろう! |
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聴覚障がいの実体験を手話で語る
前田さん夫妻 |
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『友だちや他の人に、優しい気持ちで接し、仲良くして欲しい。小さい頃、耳が聞こえないことで、ずいぶんいじめられた経験があります。またお父さん、お母さんと話ができず、悲しい思いをしました。』
と手話で語りかけるのは、幼児の頃事故で聴覚障がい者となった前田忍吉さんとそれを通訳する同夫人。
これは、緑園西小学校が「人権福祉週間」の一環として12月11日(火)午前、3年生を対象に行われた聴覚障がい理解プログラム。前田さんは、自分が聴覚障がいとなった経緯、成長につれ苦労した逸話、聾学校での勉強の様子、現在は障がいのない人と同じように生活している幸せや、耳が聞こえなくても気持ちは通じ合えることなどを語った。
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全員で、手話コーかス合唱 |
「ありがとう」の手話を教え、全員で手話合唱をしていた。また子どもたちから、テレビは分かるか、得意なことは、好きな教科は、などの質問に応えていた。その後、泉区社協の高田次長は
「普段の暮らしの中で、どうしてもお互いの違いで差別が起こりがち。人を大切にするということ、思いやりと助け合いを学び、差別・偏見をなくそう!」と話しかけていた。
その後3クラスに分かれ、それぞれのクラスに手話ボランティア「鈴」のメンバーが、「おはよう」「こんにちは」「おとうさん」「おかあさん」などの言葉の手話を指導してから、季節柄「赤鼻のトナカイ」を全員で元気いっぱいにコーラス。短い時間であったが、子どもたちの覚えの早さには、メンバーたちもびっくり。子どもたちは「丁寧に教えてくれたので、すごく分かりやすかった。」と話していた。
、緑園西小が行った今回のプログラムの「ねらい」は、@「誰もが」「安心して」「豊かに」生活できる学校を目指し、児童一人ひとりが人権尊重の心を高める機会とする、
A身の回りに起こる差別や偏見に気づき、人間相互の関係を正しく理解できるようにする、 としている。 |
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