トップ ボランティア関係 |イベント・講座 |サロン活動 |地域の活動 |

「Safe Kids いずみ」 の 「ピタコロゴロン一座」
事故から子どもを守ろう!
しらゆり地区の子育てサロン「ひよっこ教室」


ピタ・コロ・ゴロンで床でごろごろ
 「お子さんの袖口に火が付いたら、どうしますか。腕を振って火を消そうとしますか。それでは逆に火に勢いが付いてしまいます。空気を遮断しましょう。アメリカでは“stop drop and roll”と言っていますが、その場でピタっと止まって、コロっと床に伏せて、ゴロンゴロンとしてください。そうすることで火が消えます。」幼児を連れたお母さんたちは、子どもを床に横たえ、ごろごろと回転させていた。

 「ピタコロゴロン一座」による「ピタ・コロ・ゴロンとハイハイのお話」と横浜市健康福祉局による「子どもの事故とその予防」と題する「子育て支援講座」が2月19日午前中、しらゆり集会所で行われた。
煙の下をハイハイシして逃げましょう


 「火事の時、煙が出ますね。煙は少しでも吸うと苦しくなり息ができなくなり、死んでしまうこともあります。煙はどんどん上にあがっていきますが、天井に着いたら今度は下に降りてきます。でも、床から50pぐらいまでしか降りてきません。そこをハイハイして逃げましょう。さあ、皆さんやってみましょう。」と白布で煙に見立て、だんだん高く上げ、そして下げ、50pぐらいのところで拡げ、その下をお母さんと一緒に幼児たちは楽しそうにハイハイして潜っていた。

 子どもの死因第一位は「不慮の事故」。事故は予防することができるという思いで、泉区役所地域振興課(生涯学習支援センター)が昨年「子供の事故防止ボランティア養成講座」を開催。「ピタコロゴロン一座」は、その講座を受講したメンバーが設立したもの。

 「横浜市の子どもの死亡数は減っていません。0〜4歳児では増えています。平成18年度では0歳児は9人が窒息で死亡しています。1〜4歳児では交通事故より家の中での事故が多い。」と語るのは横浜市健康福祉局の稲坂さん。子供は事故にあいやすく、重症になりやすい。最近の子供は首から上の怪我が多い。反射的に手を出して守れなくなっている。転んだ時に手が出る反応は、磨きをかけないと役立ちません、とお母さんたちに子供を抱きかかえさせ、顔を床に近づけさせ、そのとき子供が手を出すか、確かめさせていた。

 「ひよっ子教室」は、しらゆり連合自治会の保健活動推進委員、しらゆり地区民生委員児童委員協議会(地区民協)が協力して、福祉活動の一環として子育て中のお母さん方を対象に、毎月第3火曜日と偶数月第4金曜日に開設している。人形劇を主体とし、パネルシアター、歌あそび、リズムあそびなどのほか、離乳食の紹介や試食も時折行っている。また、白百合愛児園が隣接し、その愛児園の園長が当地区の主任児童委員を兼ねていることもあり、愛児園の絶大な協力が得られるという、幸運に恵まれていると、しらゆり連合自治会長の木下さんは語っていた。
転んだ時に手が出るでしょうか 火が付いたら、どうしますか? 「ひよっこ教室」の絵本読み聞かせ