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Safety Kids いずみ” 「ハイハイくらぶ」で
「パパも一緒に、子どもの事故予防」 ミニ集会
理学療法士 稲坂さんの講話と「かみしばい

特に<窒息>を詳しく説明する稲坂さん  
 特に<窒息>を詳しく説明する稲坂さん  
 横浜市金沢区の子育てサロン「ハイハイくらぶ」でミニ集会として開催された「、子どもの事故予防を考えよう!」が7月20日(土)、同区六浦地区社会福祉協議会主催、同区福祉保健センター後援のもと、瀬戸町内会館で行われ、海が見える会場には親子10組14人が集まった。講師は「Safety Kids いずみ」(代表:太田由紀枝)と同顧問の理学療法士の稲坂恵さん。

 まずは稲坂さんの話。子どもの事故予防の、特に「窒息」について。日本語では「窒息」という一語しかないが、英語には「窒息」を意味する言葉が、@喉が詰まることによる窒息(Choking)、A酸素欠乏による窒息(Suffocation)、B首が締め付けられることによる窒息(Strangulation)の三種類ある。それぞれ実際に起きた数多く事例を挙げながらの説明に、参加者も身近なこととして、熱心に聞き入っていた。続いて窒息を、どう予防するか、さらに万が一窒息してしまった時、どう対処したらよいか、指導していた。

 続いて、アメリカ赤十字社が発行している「Babysitter's Training Handbook」(ベビーシッター養成講座の教本)の内容について紹介。この教本はアメリカの10代の子どもたちがベビーシッターのアルバイトをする前に受ける事前講習で使用されるもの。この中に「Safety INSPECTION CHECKLIST」というページがあり、「ベビーシッターをする家に着いたら、まずこのチェックリストを見ながら家の中の安全を確認しましょう」と推奨されているもの。階段には柵を付ける、コンセントにはカバーをかける、といった日本でもよく知られている項目も多いが、「おもちゃ箱には空気穴が開いているかどうか確認しましょう」(おもちゃ箱の中に入って遊んでいて、もしおもちゃ箱がひっくり返って出られなくなっても、空気穴が開いていれば窒息を予防できる)、「ブラインドのひもは巻き上げておきましょう」(子どもの首が引っかかって窒息することを防ぐため)といった、なかなか気づかない点も指摘されている。
  「かみしばい」で事故事例紹介と注意点を話す太田さん
  「かみしばい」で事故事例紹介と注意点を
話す太田さん

 つぎに、“Safety Kids いずみ” の太田さんが、子どもの事故予防の「かみしばい」を使っての口話。夏休みに起こりやすい事故ということで、@水の事故(川には近づかない、もし川や海で遊ぶのであれば、ライフジャケットの着用を)、A花火(足の甲を覆う靴を履かせる)、Bお祭り(スーパーボールは与えない、綿あめなど棒つきの食品は静かに座って食べさせる。歩きながら食べさせない)について紹介していた。

 最後に若干の交流の時間には、参加者から事故事例の報告があったり、、質問も出たりと、関心の高さがうかがえた集会であった。