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アクセント、発声練習 |
泉区社協が今年も開催した「2006 いずみサマースクール」のプログラムの一つ 『音声訳に挑戦!』 が8月9日・10日の午前、「泉ふれあいホーム」で、小学5年生1名・中学1年生2名・3年生3名の合計6名の参加で開催された。指導役は、「朗読ボランティア いずみ」の永井けい子さんをはじめとする 延べ14名のボランティアの方々。視覚障がい者に対するテープ録音での情報提供としての“音声訳”に挑戦する小中学生を相手に一対一で指導に当たった。
1日目は、まず日本語のアクセントの特徴と、特に耳からしか判断できない視覚障害者にとって、読み方次第で意味が変わる同音異義語のアクセントを学んだ。また、腹式呼吸による発声などを、短文例で発声練習をした。
さらに、全国各地にある「神戸」、東京と大阪の「日本橋」、人名、特に泉区の駅名・町名・学校名・寺名の「中田」などを例にして、読み方は、前もって下調べの必要があることを学んだ。
録音室で吹き込み中です |
2日目は、おさらいとして、アクセントの注意点や、文芸朗読と違い音声訳は出来るだけ感情を入れず、客観的に、正確に、わかりやすく伝えることを確認した。
それぞれに手渡された「ポケット詩集」からの作品を、各自、下読みリハーサルをして、録音室で録音。さらに、BGMを選曲し自分の声が録音されたテープを編集して、音声訳テープが完成した。
「何となく」、「音声訳って何?」、「人の助けになるなら!」と参加した小中学生たちは、「自分の声を初めて聞いた」驚きと、「テープ制作」の喜び、そして最後に「やさしく教えてくださった」指導ボランティアへの感謝になりました。