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2007 いずみサマースクール
「Safe Kids いずみ」 私にもできる!サバイバル
火災・災害・事故から自分を守ろう!

 
講師の
長谷川祐子さん
 「火災で自分の服に火が付いたとき、どうしますか。」「煙が充満した場所から逃げるとき、どうしたらいいですか。」「3階の自分の部屋で就寝中に、煙感知器の警報が鳴ったら、どうしますか。その部屋にはドアは一つしかありません。」など、自分に危険が及んだときを想定した事例を子どもたちに問いかけ、どうしたらよいかを丁寧に説明した後、一人ひとりに行動をさせ、記憶させていた。
 
 2007いずみサマースクールのプログラムの一つ “「Safe Kids いずみ」 私にもできるサバイバル” が、8月6、7日の2日間に亘って、泉ふれあいホームで行われた。初日の6日には火災から、2日目の7日には災害や事故から、自分の身を守り、家族や友達を助けられる子どもになるためのコース。講師は、在日米海軍司令部地域統合消防隊予防課長の長谷川祐子さん。
白布を煙に見立て、その下を潜って進みます
白布を煙に見立て、
その下を潜って進みます

 自分の服に火が付いたら、「Stop,Drop and Roll:止まって、倒れて、転がれ」で、酸素の供給を防いで消火。火傷をしたら、冷たい水に3〜10分浸して冷やす。煙は軽いので上にあがり、充満してきても、床面近くには来ないので、身を低くし這って進む。また就寝中に煙感知器の警報が鳴ったら、ドアーをすぐには開けないで、ドアーが熱くなっているかどうか手の甲でチェック、熱い場合は他のドアへ。閉じ込められた場合シーツでドア下をシールしたり、窓から外に向かって白布を振ったり、連続音で合図を送るなどの対処方法について全員に行動させていた。

 「災害時に自分で自分の身を守るだけでなく、活動できる子どもになろう!」ということで、台風、洪水、雷、竜巻、地震、津波などについての説明とそれぞれの対処の仕方、さらにペットの扱いに至るまで学んでいた。特に、家族とは日頃から話し合い、避難に当っての持ち物、連絡先や待ち合わせ場所などについて決めておくよう注意されていた。
雷、竜巻時には、身を小さくして
雷、竜巻時どには
身を小さくして
 
 米国では、火災や災害、事故により大勢の貴重な人材が犠牲となったことを背景に、教育プログラム開発が進み、子ども対象にも、1980年代から全米で実施されている。その内容は日本にはないものも多いことから、在日米軍基地内だけでなく、日本の子どもたち向けにも拡げて行きたいと、長谷川さんは話してくれた。

 2日目の8月7日には、YCV(横浜ケーブルビジョン)も取材に訪れており、8月13日(月)からの1週間、放映されることになっている。