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2014 いずみサマースクール 
 鳩の森愛の詩 あすなろ保育園
  保育ボランティアを体験 

 弥生台駅北口からすぐの小高い丘の上に建つ「鳩の森愛の詩 あすなろ保育園」で8月20日(水)から22日(金)の3日間の日程で、2014いずみサマースクールの保育ボランティア体験が始まりました!サマースクールも終盤に差しかかり、こちらの保育体験と「障がい者地域作業所ぶどうの樹」が残すところ最後のプログラムとなりました。

 しかし、この猛暑ときたら!太陽の陽射しがじりじりと照りつけ、保育園までのほんの数分の坂道で、もう汗びっしょりです。園児たちも夏バテ気味かと思いきや、見上げると園舎の2階を走り去る小さい影が見えました。
赤ちゃんも安心してお姉さんに抱かれています。  
 赤ちゃんも安心してお姉さんに
抱かれています。
 

 0歳児の部屋へお邪魔すると、中学生の女の子がすでに園児をだっこして静かにあやしていました。とても慣れているように見えます。赤ちゃんも安心してお姉さんに抱かれています。

 机を出して、「ぺったん」が始まりました。「ぺったん」とは絵具を浸した布に手のひらを押し当てて、画用紙の上に「ぺったん」と手形をつける遊び。すぐに手を出す子もいれば、慎重に見ている子、ためらって嫌がる子などいろいろですが、中学生も赤ちゃんを抱きながら静かに見守っています。その様子がとても微笑ましい。将来、すてきなお母さんになれそうな予感です。
  「ぺったん」が始まりました
   「ぺったん」が始まりました

 保育園の山田先生に案内していただき、次のお部屋へ。大部屋が3つに仕切られて、園児は数名づつ分かれ、何やら模造紙にお絵描きの真っ最中。カメラを片手に近づくと、「ぼく、6さいだよ」とひとりの子がが話しかけてきました。模造紙の端には椅子に座った男の子。模造紙の周りをぐるっと園児たちが取り囲み、赤いクレヨン、肌色のクレヨンで一生懸命塗っています。
 
 その中に混じって中学生の女子がひとり。子どもの様子をうかがいながら、上手にお絵かきのお手伝いをしていました。子どもたちと溶け込んで自然に遊んでいます。「と・う・し・ん・だい だよ」と椅子に座っている男の子が言います。模造紙にみんなが描いているのは、お誕生日を迎えたその子の「等身大」の絵だそうです。なるほど!!
お絵描きの真っ最中  
 お絵描きの真っ最中  

 次にいったん屋外へ出て、坂の下のもう一つの「鳩の森愛の詩保育園」へ山田先生と向かいました。「あすなろ」は新舎でこちらは築30年の旧舎。旧舎では小学生がプール遊びのお手伝いをしていました。プールサイドにすわっていた小学生がにっこり微笑んでくれました。園児たちは細長いプールを水しぶきをあげながら行ったり来たり。今日は絶好のプール日和ですね。
 防水カメラを水の中に入れて、先生が「チーズ!!」とかけ声をかけます。かけ声と同時に子どもは水中に顔をつけて…パチリ!と写真を撮る遊びのようですが、水に顔をつけるのはちょっと難しいのかな??

 新舎と旧舎の間、坂の途中には2年前に完成した、とんがり屋根の「ちいさなおうち」という素敵な建物があります。かわいらしい外観は子どもたちに人気だそうです。
  今日は絶好のプール日和
   今日は絶好のプール日和

 今回の保育ボランティアに参加した3人のうち2人は、きょうだいがこの保育園の園児だそうです。小さい子どもたちと慣れた様子で遊んでいるのは、そのためですね。毎年サマースクールでは自分が卒園した保育園のボランティアをしたいという、小学生や中学生がたくさん応募してくれるようで、山田先生も「それはとてもうれしいことですね」と笑顔でお話し下さいました。
 
 「鳩の森愛の詩 保育園」の園長先生、先生方、お忙しい中ありがとうございました。サマースクールの学生さんも3日間、頑張って下さいね!(USA)