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この講座を選んだ理由は「ママが選んだ(小4)」という返事もあったが、「最近いろんな災害が起こっていて、もし災害があったら、私たちに出来ることを学ぶため(中2)」、「このプログラムを見て興味を持ち選んだ(中3)」などの返答があった。 最初に、皆にA3版の用紙を渡し、それを半分に、また半分にと3回折り、中心部にハサミを入れると4ページのノートになる。表紙に「リスクウォッチ」、2ページに「火災:FIRE 洋服に火が付いたら」、3ページに「寝ているとき、家が火事になったら」と書かせ、今日の勉強の内容の導入部を紹介。
子どもたちが遭遇すると考えられるいろいろなリスクについて、話かけ、体を動かさせながら説明。一番大事な自分の命を守り、家族、友達や近所の人を助けることができるようになるためには、火災・地震・雷・事故などの災害について勉強(情報を得る)し、高いレベルの技術を教えてもらうこと。そうすることで、どんな災害、災難でも自分で考え、自分の力でサバイバルできるようになる、とアメリカの子どもたちは教えられていることを紹介。
自分の身を自分で守るには、災害時に @それが、どんな危機なのかを知ること、A落ち着き、B知識を使い、C技術を使って、その危機から逃げることだ。そして人に襲われた時、どのように身に守るかを、実際に体験させていた。 また、自分の服に火が付いたら、どうする?と語りかけ、慌てて走らないでストップし、倒れ、燃えていところを地面や壁に押し付け、ごろごろとすることで、火に酸素が行かないようにすることで消火(窒息消火)することを説明、実際に床で体験させていた。 さらに、寝室で寝ているとき、煙感知器の音が聞こえてきた。ドアを開ける前の行動、ドアが開けられず窓がある部屋の場合、窓もない部屋の場合等について、それぞれの対処法を説明、実演させていた。煙が立ち込めてきた場合、煙の怖さ、そこからの脱出法、脱出に当っての注意事項、助けを呼ぶ方法等も説明の上体験させていた。
竜巻時の対処、洪水時のサバイバル、避難所生活時の心得などに加え、応急手当や出血止めの仕方を学び、震災時には、小学生でもできるので、救急サポーターになってほしい、としていた。 受講した児童生徒たちは、「危ない時、どうするか分ってよかった(小4)」、「学校では教わらない、初めて知ったことがたくさんあった。「ストップ、ドロップ、ロール」や窓からシーツを振って助けを呼ぶとか、いい経験だった(中1)」、「初めて知ったことが多く、驚いた(中1)」、「変な人に捕まった時の対策を学べてよかった(中)」、「話を聞いているだけでなく、皆と一緒にどう行動するか体験したので、身体でも覚えられたと思った。勉強したことを、実際に行動せざるを得ない場合、この勉強を思い出し、自分の身を守りたいと思った(中3)」などの感想を出してくれた。 |