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外国籍のヘルパーさん
希望苑の 母姉に励まされ・・・
祖父母に 優しい笑顔を

齊藤施設長と野宮さん  
齊藤施設長と野宮さん  
 柔らかな笑顔で、祖父母のような利用者に語りかける。野宮麗英さん(中国籍・女性)は、勤務して間もなく10ヶ月。「なにも心配していません。良く身体を動かし、頑張っています」(神山生活指導員)。

 泉区の特別養護老人ホームの先駆「希望苑」(池の谷3901−1)。昭和63年開設というから、25年になる(齋藤功人施設長)。事業所の運営理念に、「利用者個々人が 尊厳をもって その人らしく 自立した生活を 送れる様 支える事」とある。そして、「介護を受ける人 介護をする人 皆が笑顔であるように・・・」と。

  食事の世話をする野宮さん
   食事の世話をする野宮さん
 「日常の会話には困りませんが、仕事の専門語が難しい」「でも、お母さんやお姉さん・お兄さんのようなスタッフが助けてくれますから、うれしいです」と、野宮さん。来日して10年経過、いちょう団地の知人から紹介を受け、ヘルパー2級を取得。 お話を伺っていても、とても1年未満とは感じられない落ち着きと笑顔。100名の利用者が2・3階に50名ずつ。野宮さんは2階の担当。1フロアー25人で交代勤務。
何時も教えてもらっている先輩のお姉さんたちと  
何時も教えてもらっている
先輩のお姉さんたちと
 

 ちょっと覗かせていただく。車椅子で食事したり、テレビを見たり、リラックスした雰囲気。何気なく傍により話しかけ、おばあちゃんの襟元を直す。食器を片付ける。その一連の仕草に、祖父母のような利用者が甘えるよう。

 同苑の広報誌に「その人らしく生活する為の関わり」とあった。「利用者自身が持っている機能を存分に発揮していただくために、個別に活動を行う」という文章が目に付いた。洗濯物を畳んだり、食器を拭いたり・・・、昔取った杵柄。なるほど! おばあちゃんが野宮さんに、「どう、何か困ったことない?」と語りかけていたのが印象的だった。
 祖国吉林省の両親に、この元気な姿を早く見てもらいたい・・・と感じた、 6月11日(月)でした。