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岡津太鼓で開会 |
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泉区内唯一の老人福祉センター・泉寿荘(西が岡)では、10月20日(土)21日(日)の両日、昨年に続いて「せんじゅまつり」を開催。 区内各地では春・秋に色々なまつりが行われるが、特に老人ホームや介護施設での催しが多くなってきている。
この泉寿荘は、年間利用者が68000人(団体45000人、個人23000人)と多く、さすがにその80%は泉区内の在住者であるが、近隣の戸塚・瀬谷両区をはじめ、横浜市内各区からも多く訪れている。基準は60歳以上であるが、いろいろのサークルがあり、気楽に加入できるのが魅力だ。
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圧倒されたフラダンス |
ペン習字・フラワーアレンジメント・水墨画・折り紙・籐工芸・編み物・絵手紙・パッチワーク・書道・木目込み人形・陶芸・しんこ細工・・・など各種。その他カラオケ・フラダンス・マジック・コーラスそして囲碁・将棋。これでは高齢者の好みに合うものがすべてそろっている。記者はある利用者に「私は毎日ここに来てるけど、あなたは見たこと無いね」と云われ驚く。特に、個人利用者の60%が男性というデータは、他では見られない。
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人気の陶芸 |
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20人弱のスタッフが、準備に万全を尽くし、「いらっしゃい!」と元気に迎えてくれた。大広間や工作室・会議室・作業室など、大きな会場が人で埋まっていく。 特に興味深かったのが、中庭での模擬店に人が集中せず、作品展に多くの来場者が見えていることだ。自分たちの作品を、自信を持って披露し、一部を廉価で提供。 家族連れも目立ち、子供向けのゲームコーナーも用意。片方では、「健康チェック」コーナーもきちんと用意されている。
来場者は、大広間での演芸を楽しみ、知人の歌と踊りに拍手。昼には模擬店でお腹を満たし、作品に見入る。 秋らしい一日をゆっくり味わえたのではなかろうか。
「地域の方々との交流の場として、気軽にご利用願い、公平なサービスの提供を」(西ヶ谷NPO法人中川コミュニティグループ理事長)という趣旨が、見事に反映されたまつりであった。(M/I)
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