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第5回  傾聴ボランティア養成講座 第3日目
傾聴の実技を講義とロールプレイングで
いよいよ、次週は施設で実習に

3日目講師の前田さん  
3日目講師の前田さん  
 「実際にある施設を訪問し、傾聴の相手に、まずどうしますか。あなたの話を聴かせてください、という姿勢が大切。どういう位置に座ったら相手が話しやすいか考えてください。話の切り出し方、話題も考えましょう。相手を大切に思う心(それは相手も感じること)で接しましょう。相手のペース、雰囲気に合わせ聴きましょう。大切なのは、受容の心、共感。」と傾聴の場面一つ一つを、どう対応するかを語るのは、長年にわたり傾聴を続けているとともに「傾聴ボランティア講座企画グループみみ」のメンバー前田房子さん。
  3人1組でロールプレイ
  3人1組でロールプレイ


 今日、6月24日(金)は、泉区傾聴ボランティア・モモが、泉区社会福祉協議会の協力のもと実施している第5回傾聴ボランティア養成講座の第3日目。次回は泉区内の高齢者等の施設を訪問し、実際に傾聴を行ってみるという実習。受講者の半分近くは、そういった施設に行った経験がないこともあり、皆緊張気味。講師の問いに、いちいちその場面をイメージし、どう行動。発話をするか考えながら聞き、一生懸命メモを取る人たちもいた。そして、講座1日目、2日目を通し講義の総まとめとして『聴くための留意点』(を挙げていた。
 聴くための留意点
温かい関係づくり 
心+表現・態度+話し方+言葉
1.相手に心を集中する
2.受容と共感をベースに聴く
3.相手の言葉を繰り返す
4.話の内容と感情を要約する
5.相槌を打つ
6.助言は控えめに
7.沈黙・間を大切に寄り添う
8.答えなければ、と思わない
9.よく理解するための質問
  (相手の話の明確化)

 講義に続き、休憩をはさんでロールプレイに移った。3人一組となり、一人が聞く人、一人が傾聴をされる(すなわち、話す)人、もう一人が二人のやり取りを観察。4分間の傾聴の時間を取り、傾聴した人が相手の話したこと感情などを要約。そのやり取りの中で、話し手はよく聴いてもらえたか、聴き手は相手の話を確実に取れたか、観察者は二人のやり取りから気が付いたことや感想を、それぞれメモをする、というロールプレイ。
 よくしゃべり、時間が過ぎても物足りない雰囲気の人、なかなか話が続かない人がいたりという状態のなか、講師や、モモのメンバーが、その状況を見、聴きながら、指導する場面もあった。

 受講者を泉区内の各施設への実習先別に分け、日程、集合時間、訪問・傾聴に当っての心得・注意事項などをメンバーから受け、解散となった。10施設に6月27日から30日までの間、それぞれ実習に入ることとなっている。