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傾聴で緑園に絆という樹を!
「相手の気持ちを、そのまま受け止める」
「傾聴の力」講演会

『傾聴の力』講演会
『傾聴の力』講演会
 傾聴とは、相手の話を肯定・否定もせず、ひたすら聴き、「相手の気持ちを、そのまま受け止める」ことで、相手が孤独から解放されることを目指している。誰でも悩みを持っているが、心から安心して話せる環境で、しっかりと、一人では引き出せない話を聞いてもらうことで、無駄な思考を捨て、とんと落ち、納得し、前向きな生き方になっていく。一方、聴く方は相手を五感で感じとりながら、辛さ、苦しさと、どう付き合って生きているのか、心から安心して話ができているかを感じながら寄り添う姿勢が必要と語るのは、傾聴歴9年になる「傾聴ボランティア・モモ」代表の徳増静子さん。

 『傾聴の力』講演会が緑園地区社会福祉協議会、傾聴ボランティア・モモ共催で3月27日(日)緑園地域交流センターで開催された。徳増代表による傾聴の「いろは」、傾聴に関するNHK放映の『あなたを聞かせてください』を抜粋したDVD観賞、モモのメンバーによるワンウェイ・コミュニケーション、ツーウェイ・コミュニケーション、傾聴の違いのデモンストレーション、同メンバーによる傾聴体験談がなされた。
  コミュニケーションのデモンストレーション
  コミュニケーションのデモンストレーション

 その間、参加者同士の自己紹介、思いを絵に描く、「私は…」などで、”傾聴”理解の導入を行っていた。

 モモは、東京で養成講座を受講した4名で2007年に立ち上げられ、泉区社協の養成講座を繰り返し、現在約50名がメンバーとなっている。
花の生活館、新橋ホームなどの15か所の福祉施設のほか、個人宅での活動に加え、昨年夏には新橋地域ケアプラザで「モモの部屋」を開設、モモが訪問するだけでなく、来訪を待つ場面も作っている。泉区には55か所の施設があり、年間約3600人が利用しており、傾聴の要望が絶えないという。そのため、メンバー増員のため、今年6月から7月にかけ5回にわたる『傾聴ボランティア養成講座』を泉区ボランティアセンターとの共催で行う予定となっている。