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泉区文化振興委員会&泉・朗読と語りの会
心に響く朗読、美しく澄んだ演奏に爽やかな気分に
小さな小さな発表会 

「猫の踊場」の話  
 「猫の踊場」の話  

8月20日月曜日正午、雲一つない青空、焼けつくような強い日差し、白い道路からの照り返しがまぶしい。灼熱のなかを泉区役所にたどりついた。一足なかへ入り「ほっ」と、ハンカチーフではぬぐいきれない汗を拭く。

庁舎一階区民ホール正面に小さな舞台が設えてある。バックの濃紺の幕には若草色の布が縁どられ目を引く。「泉・朗読と語りの会」の小さな発表会が行われている。障害者の施設「リバーサイド」から参加した車椅子の人たちの朗読が終わったところだ。そのあと「猫の踊り場」の話で始まり、5人の会員がそれぞれ読んでいった。中島みゆきの「元気ですか」は詩として聞くと妙に心に響く。最後の「サイトウサン」は、まるで落語のようなオチのある話で何とも楽しく笑わせてもらった。また、語られる朗読には、その物語の内容をさらに雰囲気を高めるようなギターの伴奏が入いる。


そして、オカリナとギターによる「涙そうそう」も演奏された。昼の区民ホールには、オカリナの美しく澄んだ細い音色が静かに響きわたった。真昼の外の暑さを忘れ、さわやかな気分が甦った。

  オカリナとギターで真夏の暑さを忘れ
  オカリナとギターで真夏の暑さを忘れ


 朗読と語りの会はかれこれ10年前、地域の人たちによる地域の劇団を旗印に活動する「演劇集団ふぉんて」のメンバーと中途障害者の復帰支援団体「元気かい泉」の人たちとが言語訓練と朗読を通じてみんなで語り合おう、声を出して本を読もう、と立ち上げたものだ。現在は、リバーサイドや介護施設などへ「ハートフルハート」の名でボランティアに行くグループも生まれている。

 泉・朗読と語りの会では、毎週月曜日2時から5時に泉区社協またはいずみ中央ケアプラザに20数名が集まる。また、区民ホールでの発表のほか、6月恒例「元気かい泉」で、泉区民文化祭では「テアトルフォンテ」で、それぞれ発表会を行っている。