トップ |ボランティア関係 |イベント・講座 |サロンの活動 |地域の活動 |いちょう団地地区

子育てサロンでも日本語教室
いちょう団地に隣接の北上飯田保育園で

そろそろ終了時間で、お茶を一杯
 日本人だけでなく、ベトナム、カンボジア、中国人のお母さんと幼児で狭い部屋はいっぱいになっていた。お母さん、保育園園長、保育士たちが互いに、幼児を見守ったり、話に花を咲かせていた。また、部屋の一角では、幼児を他のお母さんや保育士、ボランティアの人たちに任せ、日本語を教えてもらっているお母さんたちもいた。

 ここは、いちょう団地に隣接する横浜市北上飯田保育園。昨年から「子育てサロン」を開設。当初は日本人の母子だけであったが、当地区は、外国につながる人たちが多く住んでおり、そういった人たちは日本語でのコミュニケーションがうまく取れないだけでなく、育児についての情報も十分に得られていない状況から、日本語教室を併設、毎週水曜日の午後に開かれることになった。

 この結果、現在は毎回10組前後の日本、ベトナム、カンボジア、中国、フィリピンの母子で足の踏み場もないほどの盛況。さらに、部屋の一角で行われている日本語教室には、時々幼児の方を気にしながらのお母さんのほか、子連れではなく日本語を勉強に来る女性も増えてきたとのこと。
幼児と一緒に 日本語の勉強中です

 「子育てサロンは各地域で開かれているが、多文化共生の「まち」づくりを目指しているこの地域の特性から、日本人だけでなく、外国につながる人たちも一緒のサロンにして、同時に育児をしながら日本語も勉強してもらいたいと考え日本語教室も併設、ボランティアの人たちの協力も得て行っている。ただ現在の悩みは、スペースが足りないことです。」と北上飯田保育園の井上園長は話してくれた。