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津軽三味線演奏中の会場風景 |
津軽三味線の音色と迫力に、子ども達もびっくり。「何で出来てい(ると思い)ますか?」と奏者の湯浅大吾さんが問いかけると、口々に「象、鹿、猿、ゴジラ?」などの答え。「犬です」と聞いてまたびっくり。
琴・17絃奏者の小谷恵子さんも、途中の休憩時間に子どもたちに実際に触れさせて、丁寧に説明。琴を取り囲んでワイワイガヤガヤと質問が飛び交わっていた。
佐藤美喜さんの朗読・お話には三味線・琴の伴奏が入り、「ねこの踊り場」では身振り手振りの迫力。子ども達も手拍子を打ったりと、乗りに乗り、すっかり溶け込んでいた。
日本語ボランティア・グループ「ジャボラ」は、日頃外国に繋がる児童が多い飯田北小学校児童を対象に、日本語指導、学習支援を行っているが、今回「夏休み勉強会」の4日目(最終日)に、子ども達の「がんばり」のご褒美にと特別に企画した行事で、8月29日(金)午前10時から上飯田地区センターで行われた。
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朗読では、三味線・琴の伴奏が入り |
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主演者は、津軽三味線の湯浅大吾さん、琴・17絃奏者の小谷恵子さん、そして朗読の佐藤美喜さんと、それぞれ各分野で活躍中の方ばかり。児童、学校関係者、横浜国大の実習生、ジャボラ関係者に加え、この会を聞きつけてきた近隣の方を含め総勢120名ほどの盛況ぶりであった。
あっという間の1時間半。最後に終了証書(成績表)を受け取り、カレーライスを全員で頂く。この会は、子ども達にとって夏休みの素晴らしい締めくくりになったと思われる。
「ジャボラ」代表の原田さんは、「子ども達が勉強することの意義が見いだせなく、勉強へのモチベーションの上がらないという一番問題になっていることへの対応として、また日本語ってこんなに綺麗なんだよ、日本語につながる日本の文化ってこんなんだよ、ということが少しでもわかってくれたらという思いも込めて、勉強会最後のご褒美として企画しました。
子供達がとても興味を示してくれ、普段は座っていられない子達も最後まで聞いてくれたことに手応えを感じています。」と語ってくれた。
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