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「傾聴」には「受容」と「共感」が大切 | ||
傾聴ボランティア養成講座 第2日目 | ||
伊勢原市で施設や個人の高齢者の傾聴を長年にわたって経験されてきた志村さんのやさしく語りかける講義で始められた。まず「傾聴とは?」と題し行われた第1日目(6月5日)の復習。傾聴の必要性、言語・非言語コミュニケーション、傾聴に当っての基本的態度としての14の心、肯定的ストロークの大切さなど受講者に思い出させていた。 第2日目のテーマは、技法@「相手の話をありのまま受け入れる」受容と「相手が感じているように感じる」共感。「人はそれぞれ違う。同じものを見ても、聞いても、その捉え方は異なる。」ことを実感してもらうため、ある状況説明を志村さんが語り、それを受講者全員に紙に絵を描いてもらい、お互いに見合い、参加者すべて同じものがないことを確認させていた。
基本は話を聴く相手を理解し、人生の先輩として敬い、否定せず、聴くことに徹すること。しかし話を聴くには技術が必要で、アイコンタクト、相づち・うなずきや、相手の話した感情や内容を要約して返すパラフレーズの大切さを強調していた。 また相手の気持ちを自分の考える方向に誘導しないこと、相手の話を促したり催促しないことなどを注意点として挙げていた。 その後、3人ずつのグループに分け、順番に時間制限で今の生活での「ぐち」を言い、聴くロールプレイを行なう。そこでの体験の感想、どう対応したら良いか迷ったことなどが発表され、それに対し志村さんはコメントしていた。また志村さん自身が実際に経験された高齢者家族との体験談を語り、その人が「たっぷりと時間をかけ話ができ、すっきりした」などと語ってくれたことで、自分も充実感を味わったと話していた。 今回の「傾聴ボランティア養成講座」は、5日間のコースで、7月3日まで続けられる。泉区の高齢者施設は55か所、入居者は2,769名(それぞれ平成21年1月現在)で、“もも”が現在訪問しているのは、そのうち15施設、1,245名に過ぎない。メンバー総数の増加とともに、男性の参加が必要になっていることから今回の講座開催に至ったもの。 |
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