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心肺蘇生法の実技練習 |
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泉区防災ボランティア QQの会主催の日本赤十字社協力による『レベルアップ研修会』が、3月8日(土)午後、泉ふれあいホームで開かれた。
冒頭、日赤の永井指導員から、救助について必要なこと、一般市民が行う一次救命処置の範囲、実践する際の心得、手当ての基本、最近の関連情報について講義。その後、三角巾を使っての包帯法の基本練習とダミー人形を使いAEDを含めた心肺蘇生法の実践的な訓練が行われた。
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AEDにもいろいろなものが・・ |
三角巾を使っての手当としては、頭、肩、膝、前腕支えなどを、全員が交互に、相手の体を使い練習していた。また心肺蘇生法では、傷病者の発見・周辺の観察(二次災害防止)、意識の確認、協力者要請、気道確保、呼吸の確認、心臓マッサージ・人工呼吸の実施、AED到着・使用、救急隊到着まで心肺蘇生法継続というという一連の練習を全員が見守る中、順次に行い、その都度意見交換をしていた。
同会のメンバーは、日本赤十字社の救急法正規講習会・短期講習会、幼児安全法、AED講習会などを受講し、日赤の防災ボランティアに登録しているが、幸いにしてその技術を使用する機会がないため、その技術を維持し、レベルアップを図り、いざという時、慌てず安全確実に実施できるよう、3ヶ月に一度こういった研修会を開催している。
心臓突然死の主な原因には、心筋の動きがバラバラになり、心臓のポンプ機能が失われる心室細動がある。心室細動発生から 1分ごとに救命率が 7〜10%下がるとともに、蘇生しても脳障害が残る確率が高くなるいわれている。心肺蘇生法で脳障害の発生を遅らせるとともに、心停止後
5分以内にAEDによる早期除細動を行うことが必要で、いかに早く救命処置をするかが生死を分けることになる、といわれている。 |
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