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Safety Kids いずみ”
かみしばいで楽しく学ぶ子どもの事故予防講座
鶴見区家庭教育学級「子育て応援講座」 No.2

 「乳幼児の致命的な事故とその予防」講師の稲坂さん  
 「乳幼児の致命的な事故とその予防」講師の稲坂さん
 
 “Safety Kids いずみ”(以下SK) は、「どっちがよいこ? ~かみしばいで楽しく学ぶ子どもの事故予防~」講座を、5月20日(火)10時から、鶴見公会堂で行った。これは、子どもを持つ親が様々な講座を通して子育てを学ぶとともに、仲間作りを目指し、5月13日から7月1日まで全9回に及ぶ鶴見区家庭教育学級の子育て応援講座の第2回目の講座。

 第1部は、SK講師で理学療養士の稲坂恵さんによる「乳幼児の致命的な事故とその予防」。子どもの死亡原因のトップは「不慮の事故」。不慮の事故は一瞬に起こるものですが、防げるものです、と始められた。乳児の運動発達の過程を生後の月数ごとの状態と、その時点での注意すべきことを紹介。3~4か月では顔に布などがかかっても、自分で払いのけることはできないが、5~6か月になると体をねじるようになり、掴んだものを口に運び、舐めるようになる。顔に掛かった布を自分で取り除くことができるようになる、11か月となると、歩き始め尻餅をついて転んだりする。赤ちゃんは、原始反射の時期から抜け出し、大脳の発達で自分の身を守れるようになる、といった体を守る反射や脳の発達で備わる反応を紹介。

 子どもの興味は無限という特性からくる、窒息、やけど、転倒・転落、おぼれ、誤飲の原因や傷害を受け易いことを実際に起こった事例を基に紹介していた。さらに、アメリカの不慮の事故予防カリキュラムやベビーシッターの教本などにもふれ、その優れたチェックリストも参考にしてほしい、としていた。
  「どっちがよい子?」と問いかける太田さん
 
 「どっちがよい子?」と問いかける太田さん

 第2部は、SK代表の太田由紀枝さんが、子どもの事故予防かみしばいを使い、参加者に「どっちがよいこ?」を行い、参加者になぜ?と問いかけながら説明していた。水の事故、おもちゃ箱での窒息事故、フード付き、ひも付き服での窒息などを。

 外国では、事故が起きることで法規制をしている事例もいろいろあるが、日本ではなかなかそういう点は緩やか。従って、保護者が危機管理感度を高める必要がある、としていた。

 当講座は昨年の参加者から好評を得ては、同学級に参加した子育て中の区民が運営委員となり、子育てに役立つ講座などを企画したもので、子どもの事故予防を学ぶものや暮らしのコツの語り合い、家族運動会などが予定されている。