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子供はちょっと目を離した隙が死角
と語る大津さん |
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夏の海水浴シーズンを迎え、水難事故に合わないための知識や事故にあった場合の対処法を学ぼうと、子供の事故予防ボランティアグループ “Safety
Kids いずみ”は、水の事故予防講座 『水遊びを安全に』を7月13日(火)、泉公会堂で開催した。講師は、子どもたちを対象に川や海での体験活動を行っているNPO法人 湘南コミュニティサポートセンター代表の大津明さん。
海遊びで注意することとして離岸流、逆潜流(海底の傾斜に沿って、海に戻る引き波のこと)について過去の事故例を挙げ語っていた。楽しいはずの遊びが台無しにならないため、帽子、衣服などについて、岩場では特に足指先をケガさせないため体育館履き靴を、クラゲを避けるには海藻に近づかないこと。川の場合、曲りの外側が流れが速く、特にテトラポットで護岸されている個所は絶対近寄らないこと。湖は高地にあることもあり気温が低く体温に注意、また急に深くなっていことが多いこと、などを挙げていた。
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幼児もジャケット試着で得意顔 |
しかし、水遊びでの安全確保には、ライフジャケットを着用することが結論だ、と最後に締めくくっていた。そして、湘南コミュニティサポートセンターでの体験の紹介と合わせ、子どもが安全で楽しく遊べるだけでなく、保護者も安心して楽をしていられることから、受講者のお母さんたちに持参のライフジャケットの試着だけでなく、幼児にも着てもらい、その着用を推奨していた。また、ジャケット着用していない場合、ペットボトルの有用性についても説明していた。
警察庁の報告によると、平成21年中の水難発生件数は1,540件、水難者数は1,905人、うち死者・行方不明者852人。中学生以下の子供は発生件数236、水難者396人、うち死者62人。6月から8月までの3か月間で水難発生件数の50.5%を占め、また水死事故を場所別でみると、海が53.3%、河川が29.5%と報告されている。 |