ブラインドメイト さくらんぼ | ||
このグルーブの紹介ページ | ||
トップページ |
パソネット泉(以下PNI)は、泉区社協に協力してホームページを楽しくしようと頑張っているボランティアグループです。まだ誕生ほやほやです。活動の手始めに、区内で活躍している各種ボランティアグループを、インタビューしながら紹介しようということになりました。その第1号は「ブラインドメイト さくらんぼ」(以下さくらんぼ)です。 PNIの江尻代表と渡辺、木下が、さくらんぼの林 伸伍代表と、会計・事務局担当の占部寿子さんにインタビューしました。 −−林さんが代表ということですね 私(林)は今年4月から、それまでの横川代表の後を引き継いで代表ということになりました。占部さんは会計担当ですが、事務局として一切の仕事を引き受けてくれています。 −−さくらんぼのお仕事について 「誘導ボランティア」のグループは、泉区ではこのさくらんぼだけです。現在会員は20名で、良く利用されている方は約10名です。 具体的な活動としては、社協からの依頼で、小・中学生に誘導体験を年に2回ほどやっています。去年、西が岡小学校でやった時は、学校の「人権福祉委員会」が主催して、4年生が中心で128名ほど参加しました。最近は「ゆとり教育」が盛んで、こういう機会も増えたようです。岡津中学校でやったこともあります。 同じく社協のボランティア養成講座も年に1回程度実施しています。受講しても実際に入会して活動を続けてくれる人が少ないのが残念です。15名受講して、1人しか入会しなかったこともありました。しかし、この間は受講者5名が全員入会してくれて、よかったです。1回の講座は週1回の実施で3〜5回で修了という形をとっています。講座が終わってから実技指導を行います。また、社協主催のサマースクールの中で、小学生を対象とした「誘導体験」をわれわれが担当しています。 視覚障害者には全盲、弱視、視野狭窄と人により違います。それらの人たちを誘導するのは、それぞれに適した方法で誘導しなければならず、難しいところもあります。訓練はバス、電車への乗車も含まれますが、その場合には前もって公共機関に届出をします。実際にこれらの訓練に参加してくれる視覚障害者は少ないので、大部分の被誘導者は晴眼者がアイマスクをつけます。アイマスクをして、被誘導者の経験をするのは、誘導する場合によい経験になります。 ボランティアが依頼者からいただくのは、交通費の実費のみで後は無償です。現在、利用されている方は約10名です。 −−行き先は? 行き先はいろいろで、琴の練習・カラオケ・ハーモニカ・手芸などで二俣川のライトセンター、、桜木町の健福センター、墓参り、視障協のばす旅行や行事など、湯河原の足湯にも行きました。 依頼者は、視覚障害で、かつ身体障害でもある方もいますので、介助誘導というのも必要になります。これらの人たちを病院へ連れて行く時など、1人の障害者に2人つくこともあります。新しい依頼者の場合は事前の打ち合わせも必要になります。 −−利用者について 視覚障害者がわれわれのサービスを利用するには社協を通すのが原則ですが、潜在的な利用希望者を捜すのは困難なことが多いのです。プライバシーの問題だとして、区役所から対象者のリストをもらうことができません。また、弱視者の中には白杖を持ちたがらない方がおられます。 最近の一般的な傾向としては障害者が外出するようになっています。そういう障害者を見て、席を譲ってくれる人も増えているように思います。視覚障害者が困っているのを見かけたら、気軽に声をかけるようにして欲しいですね。 彼らが困るのは、点字ブロックに沿って歩いて行く時、その上に物が置いてあることです。点字ブロックの上には絶対に物を置かないようにして欲しいものです。そうしないようにするには、子供のうちからそういう経験をさせるといいと思います。 誘導ボランティアの経験によって、声かけが気軽にできるようになりました。 −−最近の視覚障害者を取り巻く環境について 点字が読めない視覚障害者もかなり多いようです。特に中途失明(糖尿病などで中途失明の人が増えた)の人はそうです。一方、最近では「音声情報」が入手しやすくなったことも確かです。彼らに情報を伝える手段としては、点字、音声テープ、拡大写本いずれも使われています。これらを担当しているグループとも、ボランティア連絡会で情報の交換をしています。 誘導するボランティアと、される視覚障害者の間には「相性」があります。相性が合わないとやりにくいですね。 −−利用者の人数は? 利用者の人数では女性の方が多いのですが、男性は1人あたりの利用件数が多くて、利用件数では男女半々くらいになります。ボランティアは女性が多く、男性は1/3ぐらいですね。 ボランティアの交通費は利用者負担となるので、なるべくそれがかからないように考慮しています。また、「送迎ボランティア」を利用することも可能です。常に利用可能というわけでもありませんが、必要な場合はとりあえず申し込んでみるといいでしょう。 −−ボランティアの間のIT普及率はどのくらいですか?いろいろの連絡をEメールでできると便利なのですが…。 あまり多くありませんね。メールアドレスを持っている人は、名簿ではほんの3〜4人しかいません。ここにアドレスを載せていない人でも、実際は持っている人がいくらかいるようですが…。 −−どうもありがとうございました。 |
トップページ | このページのトップ | ボランティア・グループ | このグルーブの紹介ページ |